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結婚相談所は本当に低スペック男性ばかり?婚活女性のリアルな悩みと現実


結婚相談所では低スペックな男性からしか申し込みが来ないため、結婚できる気がしませんという内容のご相談です。

ネット上にも、これに似たような不満をこぼしている方が多く見られますが、本当にそうなのでしょうか? 結婚相談所をよく知る私が、その真実をお話ししていきます。

まずは、相談内容を読み上げますね。


34歳女性・チャーリーさんのご相談

私は33歳の会社員女性です。仕事もそれなりに頑張っていて、いわゆる「キャリア女子」に分類されると思います。

これまでマッチングアプリで婚活をしてきましたが、遊び目的の男性や結婚願望が薄い人が多く、真剣な出会いにはなかなかつながりませんでした。

そこで「結婚に本気の男性が多い」と聞き、結婚相談所に入会しました。しかし、正直なところ、期待外れでした。

申し込みをくれるのは、どう見ても低スペックな男性ばかり。

  • 年収や学歴が私より明らかに低い
  • 会話が噛み合わない
  • 見た目に清潔感がない

アプリで出会っていた男性と比べても、魅力を感じる人がほとんどいません。

私は決して高望みをしているつもりはありません。ただ、最低でも 年収と学歴は自分以上の男性 を希望しています。なぜなら、結婚後の生活を考えたとき、どうしても不安を感じてしまうからです。

また、私は有名大学を卒業しており、年収は600万円あります。同期の男性たちはハイスペックばかりで、毎日顔を合わせているうちに、彼らが私の中で「基準」となってしまいました。そのせいで、婚活で出会う男性たちが余計に「低スペック」に見えてしまうのかもしれません。

とはいえ、同期の男性たちは学生時代から交際している彼女がいたり、別れたと思ったらすぐに新しい彼女ができていたりするため、私が入り込む隙はなさそうです。

もちろん、年齢的に高望みができないことは理解していますし、私自身が完璧な女性でないことも自覚しています。

しかし、アプリではもっと良い男性と出会えていたのに、なぜ結婚相談所ではこんなに選択肢が限られてしまうのかが疑問です。

正直、このまま結婚相談所で婚活を続けても、結婚できる気がしません。でも、アプリに戻ったところで、また結婚に至らない気がして…どうすればいいのでしょうか?

やはり、もっと妥協すべきなのでしょうか? それとも、別の婚活方法を探した方がいいのでしょうか?

婚活の方法を変えれば解決するのか?

チャーリーさんは「別の婚活方法」とおっしゃっていますが、具体的にはどのようなものを想像されているのでしょうか?

例えば、

  • 婚活パーティー
  • 街コン・趣味コン
  • 婚活バスツアー
  • 合コン・友人の紹介

といったものが挙げられますね。

しかし、これらの方法を試したとしても、 本質的にはアプリと変わりません。

なぜなら、これらは 「恋活」の場 であり、「婚活」の場ではない からです。

つまり、出会いの数は増えるかもしれませんが、結婚につながる確率は低いままなのです。


婚活において最も重要なのは時間をかけないこと

婚活では、「お金」よりも「時間」を大切にすることが最優先です。

例えば、「自力で良い出会いを探し、結婚までたどり着く」という方法は、沖縄から北海道まで 徒歩やヒッチハイクで移動するようなもの です。

時間も労力も膨大にかかるうえ、途中で心が折れてしまう可能性が高くなります。

一方、結婚相談所は 「北海道行きの飛行機」 です。
乗りさえすれば、最短・最速で目的地(結婚)に到着できます。

「婚活パーティー」「合コン」「アプリ」などの手段は、例えるなら 「離島行きのフェリー」 に乗るようなもの。

間違った手段を選んでしまうと、結婚という目的地からどんどん遠ざかってしまいます。


結婚相談所の男性は本当に低スペックなのか?

結婚相談所では、以下のような 厳正な審査 が行われます。

  • 学歴証明書(卒業証明書) の提出必須
  • 年収証明書(源泉徴収票など) の提出必須
  • 独身証明書 の提出必須

つまり、プロフィールに「大卒」と書かれていれば、確実に大卒ですし、「年収1000万円」とあれば、それも証明済みの事実です。

一方、アプリでは 自己申告 なので、年収も学歴も 嘘を書こうと思えばいくらでも書けてしまう のが現実。

そのため、結婚相談所に登録している男性を「低スペック」と決めつけるのは 誤解 なのです。

34歳女性に申し込む男性の傾向

結婚相談所にいる真剣な男性の多くは 「子どもが欲しい」 と思っています。

そのため、自然と 若い女性 を希望する傾向があります。

特に ハイスペックな男性ほど、20代の女性を狙いやすい ため、30代の女性には申し込まないケースが多いのです。

一方、20代女性に相手にされなかった男性は、次のターゲットとして 30代前半の女性 に目を向けます。

その結果、34歳の女性には「20代に相手にされなかった男性」からの申し込みが多くなる のです。

これを分かりやすく言うと、 「釣り合っている男性から申し込まれている」 ということになります。


結婚相談所が唯一の結婚への最短ルート

婚活で最も大切なのは、「結婚に向かっている男性と出会うこと」です。

恋人探しの場(アプリ・パーティー)ではなく、最初から 結婚を目的としている人たちが集まる場(結婚相談所) にいることが、成功への近道なのです。

チャーリーさんも、ぜひ 「結婚に向かう正しい手段」 を選んでくださいね。

お金のない芸人が綺麗な女性と結婚できる理由

お金のない芸人が売れる前に綺麗な女性と結婚できるのは、人柄や将来性を女性側に評価され、信頼してもらえたからではないでしょうか。

一方で、一見ハイスペックで完璧に見える男性でも、性格がひねくれていてこじれていると、誰も手を出せなくなってしまいます。だからこそ、「低スペックな男性からしか申し込みが来ない」という状況は、その層の男性からチャーリーさんに需要があるという裏付けにもなるのです。

チャーリーさんはハイスペックな男性と出会いたいと思っていても、ハイスペックな男性側からするとチャーリーさんはそもそも眼中にない、ということになります。

婚活には需要と供給のバランスがあります。これを理解している人は、自分に需要がある層に対して適切にアプローチを行っています。たとえば、どれだけコーラが美味しくても、体調を崩して寝込んでいる人に「特別に50円で売ってあげるよ」と言っても、「いらない」と断られてしまいますよね。しかし、砂漠で喉が渇いている人には1000円でも簡単に売れてしまいます。

では、自分はどの層をターゲットにすれば高く評価されるのか。これを考えながら婚活している人は、私の知る限りほとんどいません。しかし、これができている人は、1年以内に確実に結婚を決めています。反対に、1年経っても結婚できていない場合は、需要のない場所で自分自身を売り込もうとしている証拠かもしれません。

需要と供給のバランスは、皆さん普段の生活では理解しているはずなのに、婚活になるとそれを完全に無視して暴走してしまう人が多いのです。そこで、冷静に状況を伝え、正しい方向に導くことも相談所の重要な役割だと考えています。

婚活は、根性論だけでは成功しません。「頑張れ」「諦めるな」としかアドバイスをくれない相談所では、うまくいかない可能性が高いのです。


33歳女性・ミーさんの婚活相談

相談内容
私は33歳の公務員女性です。大卒で年収は500万円未満。顔は整っていると言われることが多いです。

婚活では、同じ公務員で大卒、身長170cm以上の普通体型の男性を希望しているのですが、なかなかマッチングどころか、そもそもそのような男性がいません。顔にはこだわりはないのですが、やはり高望みしすぎでしょうか?

また、公務員という安定した職業に就いているため、理想を下げると「一人でもいいや」と思ってしまいます。

回答
大卒・公務員・安定という条件は、確かに婚活市場でも魅力的な要素ですね。素晴らしいと思います。

ところで、お相手も公務員がいいというのは、福利厚生の手厚さなどが理由でしょうか?たとえば、「165cmの公務員」と「175cmの非公務員」の男性なら、どちらに魅力を感じますか?

希望条件の優先順位を整理することが重要です。すべての条件を満たす人が少ない以上、最も譲れないポイントを明確にして、優先順位1位・2位の条件に合う人を中心にアプローチしましょう。それ以外の条件は一旦置いておくことで、マッチングの可能性が大幅に上がります。

まずは、優先順位1〜3の条件すべてを満たしている男性にアプローチしてみてください。それでマッチングするなら、ミーさんはその層の男性にとって魅力的だという証拠です。おめでとうございます!

しかし、もしマッチングしない場合は、その層の男性にとってミーさんは魅力的に映っていない、ということになります。

この場合、選択肢は2つです。

  1. 自分を磨いて、希望する男性にとって魅力的な女性にレベルアップする
  2. 自分が求める条件を一部緩める

また、「マッチングどころか、そもそもそういう男性がいない」とおっしゃっていますが、現在の婚活の場が「婚活パーティー」なら、それも当然かもしれません。

例えば、5対5や10対10の小規模な婚活パーティーでは、希望条件に合う男性が極めて少ないため、その中から理想の相手を探すのは非効率です。まずは、出会いの場を変えることが大前提となります。

ミーさんは結婚相手を探しているのに、今乗っている「婚活パーティー」という乗り物は「恋人を作る」目的で進んでいます。参加者も「恋人を作る」ために来ているので、結婚相手を探しているミーさんの目的とはズレていますよね。

もし「結婚相手」を探したいなら、まずはそのパーティーという乗り物から降りて、結婚に向かう乗り物に乗り換える必要があります。条件の細かい調整は、その後で問題ありません。

誰でも結婚できる婚活の本質

どんな条件を持っていようが、婚活の本質を理解すれば、誰でも結婚できます。

チャーリーさんも、ミーさんも、皆さんも同じです。

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